インキュベ日記

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堀越耕平『僕のヒーローアカデミア』17〜18巻

僕のヒーローアカデミア 17 (ジャンプコミックスDIGITAL)

僕のヒーローアカデミア 17 (ジャンプコミックスDIGITAL)

僕のヒーローアカデミア 18 (ジャンプコミックスDIGITAL)

僕のヒーローアカデミア 18 (ジャンプコミックスDIGITAL)

うーん、面白いんだけど、面白さを活かしきれてないというか。違和感があるんだよね。

挙げればキリがないんだけど、まず「デクと爆轟の行動」に違和感がある。あまりにも過去から学んでいないし、人格としても未熟で、正直ほとんど共感できなくなってきた。それをヒーロー見習いだからと許しちゃっている大人たちにも違和感がある。正直、ミリオの方がよっぽど主人公にふさわしい。

もうひとつ、「サブキャラクターや展開がご都合主義」なんだよね。使い捨てられているという意味ではない。主人公の試練や活躍・成長のために配置されているとミエミエな時がある。

ここからネタバレだけど、ミリオにデクのワンフォアオールを譲るとか、全然その気もないのにそんなこと言っちゃうのは(デクに言わせちゃうのは)作者としてしていかがなものか。そして若いけど未熟ではないミリオは「じゃあ譲ってくれよ」と言うはずもなく、引き続きデクはワンフォアオールの後継者として勝手に外堀を埋めていくという。何というマッチポンプだろうか。

先ほども書いたが、正直、ミリオの方がよっぽどヒーローだし、無個性のままデクのアンチになってほしいぐらい。

もっと言うとスピンオフであるはずの『ヴィジランテ』の方が面白いという。何なんだろうなー。

余談

Amazonのレビューでもけっこう顕著で、最近は『僕のヒーローアカデミア』のレビュースコアがかなり低い。一方、ヴィジランテのスコアは高い。わたし以外の人も同じようなことを思っているんだよね。