出端祐大『ふたりソロキャンプ』2〜11巻

1巻だけ読んであまりピンと来ず読むのを止めていたが、ずっと人気があるので2巻も読んだところ、ハマって全巻読破。

わたしとしては、ソロキャンプを愛する主人公を単にヒロインがズケズケ邪魔しているように見えたのだが、まあ若干そういうきっかけだったとしても、ヒロインは押しかけ的なところをかなり気にしているし、主人公も他人との繋がりや触れ合いを実は必要としていたというところが早期に垣間見えるので、そう無神経な作品ではないのかなと。

あと、この5年ぐらいかな、食欲と性欲を安易に結びつける描写が流行っていて「それは別物だろ」と気持ち悪く思っていたのだが、本作の前半こそ若干その手の傾向があったものの、気づいたら修正されていて、キャンプとキャンプ飯を素直に楽しむ描写になっていたので良かった。