新井すみこ『気になってる人が男じゃなかった』1巻

イマドキの音楽じゃなくてNirvana・Beck・Blurといった90年代のオルタナなんかが大好物なイマドキの女子高生が、そういう現代シーンから外れた音楽を中心に扱うCDショップに通ううち、その店員が格好良くて異性として気になってしまう。しかしその店員はそもそも男じゃなくて女だし、もっと言うとそのイマドキの女子高生の隣の席に座っている陰キャ女である。けどその陰キャ女はイマドキJKと同じタイプの音楽が好きだし、嫌われたくなくてCDショップでは男のフリを続けてしまう――という設定。広い意味では百合なんだろうけど、そもそもどちらも恐らく異性愛者だし、その辺がリアルだなーと。

でも女性同士の恋愛に発展するんだろうな。この辺が正直あまりリアルに感じないんだよな。