福田晋一『その着せ替え人形は恋をする』12巻

これまで友達ゼロだった日本人形オタク(というより爺さんに憧れた日本人形の職人になろうとしてる)高校男子と、コスプレ大好きっ娘なギャルが意気投合し、ギャルのコスプレ衣装を主人公が作るようになる――というアウトライン。この関係性のおかげで、主人公は初めて友達ができ、コスプレを通じた仲間もでき、何ならヒロインが主人公のことを好きになったりと、まあ良いことづくし。で、本巻では、表現者・制作者としても一皮むける経験ができており、自分の力不足への「怒り」のような感情を覚えるようになる。

いやー、なかなか面白いなぁ。