うめざわしゅん『ダーウィン事変』1〜6巻

ある動物実験施設から、人とチンパンジーの混血である「ヒューマンジー」を保護する。異なる種を掛け合わせた際に、両者の長所のみを上手く受け継ぐことがあり(本作で書かれてたけど何だったかな)、その結果、人間並の知能と、チンパンジー並の身体能力を得たヒューマンジーの子供が生まれる。そのヒューマンジーは思考回路が通常の人間と異なるのか(それとも単に知能が高くて合理的なだけなのか)やや変わった考え方の存在だと思われているが、家族や少数の友人などには愛されている。一方、ヒューマンジーという異物に対して世間は不寛容であり、また過激な思想団体の標的にされて――といったアウトライン。

いや、オモロ! めっちゃオモロいやんけ!(某料理YouTuberっぽく)

うめざわしゅんのことは名前だけ知っていたし、気にはなっていた。1巻の表紙のインパクトが強くて「え、猿が人間レベルに進化した未来SF?」とか勝手に思っていたのだが、何となくグロい可能性もあるのかなと勝手に敬遠していた。そうかヒューマンジーだったか。

とにかく面白いし、色々と考えさせられるしで、これは必読漫画だ。