『七つの海のティコ』

ハウス食品の世界名作劇場のひとつ。

今回改めて観て、Wikipediaを読んで初めて知ったのだが、本作は世界名作劇場20周年記念として作られた作品で、初めて原作が存在しない作品だったそうだ。

世界名作劇場なのに……(笑)

でもちゃんと面白い。名作足り得る作品だってことなのだろう。

さて内容だが、主人公はナナミという少女で、海洋生物学者の父・スコット、相棒のアル、お嬢様女子大生のシェリル、シェリルの執事のジェームズ、スコットのダイ・グ時代の先輩の息子・トーマス(ほとんど他人だな)、そしてティコというシャチと共に、海洋調査船「ペペロンチーノ号」で暮らしながら世界中を旅して、伝説の生き物「ヒカリクジラ」を探そうとする……というアウトラインである。当時は世界中を巡っていくこのスタイルが好きだったが、改めてWikipediaでも確認すると、ほんと凄いな。サンフランシスコ→パナマ運河→バハマ→リオデジャネイロ→ザイール川→ナイル川→エーゲ海→シチリア→リスボン→カナリア諸島→ドーバー海峡→北海→ヌーク→北極→ベーリング海→日本→マリアナ海溝→ニューブリテン島→シドニー→コモロ諸島→南極(南極海)と旅をしている。

凄すぎ。

英語勉強させるより、こういうアニメから自然に海外への興味を抱く方が、真の国際人になれそうだ。いやマジで。