佐藤文弘『チェンジマネジメント 組織と人材を変える企業変革プログラム』

著者は、企業変革は「何をやるか」の時代から、「どうやるか」の時代、「スピード」の時代と来て、今は「定着化」の時代、言い換えれば実行力の時代になってきたと問う。細かい話は置いといて実行・定着が重要であることは同意する。しかしながら肝心の中身は正直あまりピンと来なかった。書かれていることが違うというわけでは全然ないが、やや概論的すぎて、個人的には心を揺さぶられなかった。実行・定着には、もっと生々しい施策やアプローチに踏み込まなければ手引きにはならないような気がする。