- 作者: 村上龍
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2007/11/22
- メディア: 単行本
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村上龍は、着る機会のない服を買いまくることが馬鹿馬鹿しいことだとは十二分に認識している。しかし良いシャツを見つけたらつい何枚も買ってしまい、結果、毎朝数十分かけて鏡の前でシャツとネクタイを合わせたりして、そのまま短パンで仕事をするとか、2泊の予定なのに7〜8枚のシャツを持っていき、シャツは着るものではなくて選ぶものだとか言っている。もっとも、最近はカンブリア宮殿が始まったので、シャツを着る機会が増えているようだ。元々テレビ出演は嫌いなのに、シャツを着られることを喜んでいるという、「文学者」らしからぬグダグダ感。
……わかる!
もちろん俺はシャツへの関心はないが、趣味的な「好き」の根源的な気持ちは俺も理解できる。おそらく「好き」ってそういうもので、他人がどうこうより、自分が楽しければ良いのである。