村上龍『啓蒙的なアナウンスメント 第2集――世界の現状』

『啓蒙的なアナウンスメント 第1集――金融・経済』と同じく対談集。JMM(村上龍の発行する金融や経済のメールマガジン)を立ち上げたきっかけでもあるメディアをめぐる問題を、今回はより中心的に取り上げている。最近は村上龍を読むたびに、もっともっと「日本のメディアの持つ文脈がどのような弊害をもたらしているか」という問題に自覚的になるべきだと感じる。

後半はサッカーについての対談が3つほど続く。んー、よっぽどサッカー好きなんかね。岡田元監督がトルシエを評価した部分は「なるほど」と思った。