
フィジカル・インテンシティ―日本サッカーが初めて世界に曝された (光文社文庫)
- 作者: 村上龍
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 1999/10
- メディア: 文庫
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村上龍が言うまでもなく、サッカーは有機的なスポーツだと俺も感じる。最近サッカーの面白さがわかってきたのだが、サッカーでは確かに選手同士が非常に有機的に結びついている。左右のポジションチェンジやオーバーラップやオーバーラップした選手のカバーやフォローなどはサッカーでは常識だし、話によると、サッカーでは1つ1つのプレイに常時15人以上の選手が関わりを持っているらしい。サッカーではボールを持っていないプレイ時間だって「見どころ」なのである。FWがスペースを作ろうと、あるいは裏を取ろうと駆け引きをしているシーンは(昔はボールを持っていない選手の動きなど全く面白いと思えなかったが、今は)見ていて本当に面白い。
ちなみに昔は「村上龍がサッカーを語ってどないすんねん! 門外漢が偉そうに!」と思っていたので、村上龍のサッカー関係の本は全く買っていなかった。でも、よく考えたら俺だって野球もサッカーもプロレスも門外漢であるが語っているのだから、別に村上龍が語ったって構わないな……と考えるようになっている。心は広く持たなきゃな!