村上龍『ヒュウガ・ウイルス 五分後の世界II』

ウイルスがどうたらという、またもや時代におもねった作品なのだが、この小説も好きだ。

同じような素材でも、ミトコンドリアが意志を持ったなどという瀬名秀明の『パラサイト・イブ』よりは、はるかにマシな小説だと思う。