本書も前回と同じくシックスシグマの入門書である。
入門編・初級編・中級編・上級編と段階的にシックスシグマの手法を学べる構成になっているが、中級編と上級編がビジネスのケースなのに対して、入門編は「ゆで卵」を例に挙げて説明しているし、初級編は「遅刻常習サラリーマン（何とコイツは週に1〜2回も遅刻している）の遅刻をシックスシグマの手法を用いて解決する」というテーマなので、全くの門外漢でもポイントは理解できると思う。特別な知識も必要ないし、最初の1冊としては適切だと感じた。丁寧な作りで、俺は良い本だと思った。まあ、初級編に関しては、わざわざシックスシグマを使わなくても、毎朝の新聞を家で読まずにオフィスで読めば解決する話だと思うし、そもそも週に1〜2回も遅刻すること自体、かなり問題があるような気もするが（笑）
