
- 作者: 日経ビジネス
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2007/11
- メディア: 単行本
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でも、今までの「先輩の背中を見て盗め」や「とりあえずやってみろ」は、本当にホワイトカラーを育ててきたと言えるのだろうか。このようなアプローチは、いつの時代であっても、結局のところ「手に職」的な技術者の養成には役立っても、ホワイトカラーの育成には役立たないんじゃないかと思う。今までは役立たない人材や下手な育て方であっても、年功序列と終身雇用の仕組みが、人材を手厚く処遇してきただけなのでは。その結果として、20年後や25年後に成果が出る。つまり人を育てる時間がなくなっただけかもしれない。
例えば、製造業を中心にジャパン・アズ・ナンバーワンと言われた時代(1970年代や1980年代)を俯瞰して、果たして製造業のホワイトカラーや非製造業の社員の育成はどうなされてきたのか。このあたり、何か良い本や研究がないかなと思っているのだが、まだ見つけられない。