高橋源一郎『虹の彼方に(オーヴァー・ザ・レインボウ)』

虹の彼方に (講談社文芸文庫)

虹の彼方に (講談社文芸文庫)

『さようなら、ギャングたち』『ジョン・レノン対火星人』と共に高橋源一郎の初期三部作である。三作ともめでたく講談社文芸文庫のラインナップに追加されている。講談社文芸文庫と光文社古典新訳文庫は、最もアツいシリーズのひとつであろう。最近はほとんど文庫の売り場を見ることすらなくなっているが、こういうシリーズはもっともっと注目されて良い。
肝心の作品の方は……相変わらず難しいぜ、源ちゃん。