杉田浩章『思考する営業 BCG流営業戦略』

思考する営業―BCG流営業戦略

ボストン・コンサルティング・グループのコンサルタントが、「営業改革」を成功に導くための総合的な戦略コンセプトである「営業TQM」を提唱・解説した本。
営業を「型」で捉えるという発想は、俺が某企業で実施したコンサルティングとも奇妙なほどに符合し、「ここをこうすれば、もっともっと成果が上がったかもしれない」と、実に興味深く読ませてもらった。守・破・離じゃないけれど、「一流営業マンの事例」を真似ても上手く行かないんだよな。まずは型を守って、一流になるに従って自分なりに型を崩していく（ただし型から外れていることは常に自覚する）ということが重要なのではと思う。
再春館製薬所、ユニチャーム、ペットケアの事例が紹介されていたが、けっこう生々しい事例で、こちらも勉強になる。