鈴置高史『「踏み絵」迫る米国 「逆切れ」する韓国』

「踏み絵」迫る米国 「逆切れ」する韓国

「踏み絵」迫る米国 「逆切れ」する韓国

日経ビジネスオンライン上に「早読み 深読み 朝鮮半島」のタイトルで連載した記事に加筆・修正して構成した、韓国の「離米追中」を描いたシリーズの第3冊目。

3冊目ともなると、いよいよ分析も冴え渡り、読んでいてとにかく面白い。本シリーズを読んでよく理解できたのは、韓国の言動の理由は、結局のところ米国と中国という2つの大国の間をどう「二股外向」で乗り切るかに尽きるということである。対日の強硬で不可解な言動も、北朝鮮に対する愛想半ばする言動も、軍事同盟を結んでいるはずの米国に対する不可解な言動も、それでほとんどの説明がつくのである。加えて、韓国は歴史的に中国の属国というか、中国の支配下という歴史を続けてきたから、中国には叶わないという気持ちが強い。だから中国が強く圧力をかけると、たやすく屈してしまうのだ。本書では「対中恐怖症」と言っているが、言い得て妙である。

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