藤井英雄『1日10秒マインドフルネス』

1日10秒マインドフルネス

1日10秒マインドフルネス

一昨日読んだ本は53週かけてマインドフルネスを習得しようというもので、昨日読んだ本は1日10分でマインドフルネスを習得しようというものだった。

さて、本書は1日10秒。

お手軽だが、そのお手軽さが大事なのだと思う。シリコンバレーの人たちは「丹田」など意識していないと思う。

わたしが理解したポイントは2つで、まず1点目は、10秒のエクササイズの最初と最後に、宣言をすることである。「スタート」や「GO」という言葉とともにエクササイズを始め、また何でも良いので何らかの宣言とともにエクササイズを終えること。そして2点目は、エクササイズを実況することである。息を吸う時に、吸ったときの感じを実況する。例えば鼻で息を吸うと少し空気が冷たい感じがするが、そのことを実況する。また息を吐くときに体温で温められた空気のあたたかさを感じたとしたら、やはりその旨を実況する。マインドフルネスの「今、ここ」に意識を集中させるための工夫である。