森岡毅『苦しかったときの話をしようか』

苦しかったときの話をしようか ビジネスマンの父が我が子のために書きためた「働くことの本質」

苦しかったときの話をしようか ビジネスマンの父が我が子のために書きためた「働くことの本質」

P&GやUSJで伝説的なマーケターとして活躍した後、現在は株式会社 刀という会社を立ち上げ、マーケティングノウハウをクライアントに移植する試みをしている方とのこと。

娘に語った手紙文の体裁を取っているが、要するに、強みにフォーカスして、強みに対して努力せよ、と言っているのだと思う。

最近の風潮を見ていると、特に怨念を振りまいているはてなーの人々は、これですらブラックだの何だのと言いかねない雰囲気だ。しかし本質的に重要なこととして、別に努力が嫌ならしなくても良いのである。充実した職業人生を送らなければ幸せになれないというわけでもあるまい。地元に残って幼馴染と仲良くやる手もあるし、口を開けて国が良き方向に変化するのを待つ手もある。仕事中は心を閉ざして趣味や家族との充実した時間を模索するのも良いだろう。でも、それだけではちょっと物足りないなと思う人は、この文章に何か揺さぶられるものがあるはずである。