IPUSIRON+増井敏克『「技術書」の読書術』

IT技術者2名の経験をベースに、どのように技術書を選んだり読んだりシェアしたりすべきかをまとめた本。

まあまあ。

技術書を読むというのは「手段」なので、自分が身につけたい知識を習得できれば、そのための手段のひとつとして本が読めれば、それで良い。

なおわたしは、読書術というほどのものはないが、大抵は以下のようにして本を読み、インプット量を増やしている。

  1. 仕事の関係で喫緊でインプットせねばならない知識領域は、複数の入門書や専門書を買えるだけ買ってきて、粗くても良いからざっと読み進める。同じことをちょっとずつ違う説明をしていたりして、理解が進みやすい。
  2. 今後のための投資的なインプットや趣味の本は、必ず複数の本を同時並行で読む。また読書の際は、必ず「難しい本から読む」ようにする。

2つ目について補足すると、極論、漫画やラノベはどんなときでも大抵は息抜きの一環として読める。これが読めないときはほとんどない。自己啓発チックなビジネス書も読みやすい。一方、難易度の高い専門書や哲学書・一部のSFなどは正直読むのが辛いことが多いし、どうしても頭に入らないときもある。また、読みやすいものから読んでいると、いつまで経っても読みづらい本を読み進めることができない。だから必ず、まず自分が読みづらいけど読んでみたい本から読むようにするのである。