山岸秀匡『ボディビル世界チャンピオンが伝授する 筋トレは人生を変える哲学だ』

「だけれども」の口癖で有名なプロボディビルダーによる本。

めちゃくちゃ良いな。

先日詠んだ横川尚隆『王者の突破力』は何とも消化不良だったが、こちらは著者の哲学が余すことなく書かれているという感じ。

著者の言う、ボディビルは究極のメンタルスポーツだという考え方も、なるほどと思った。近道はなく、ひたすらストイックに筋肉を鍛え、脂肪を削ぎ落とし、単調な生活を続けていく。わたしなどは「トレーニー」と呼ぶことすらおこがましく、ただ週に1〜2回パーソナルトレーナーを付けて筋トレをしているだけの人間だが、だからこそプロボディビルダー、そして山岸秀匡は異次元だっていうことだけはわかる。

何となく前向きな刺激を受ける。

良い本だ。