『カルドセプト リボルト』@3DS

カルドセプトシリーズの最新作。
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たまたま家電量販店で見つけて購入したのだが、サイコロが2つになっているとか、炎と森、水と風が協力関係になる、毎ターンごとに少しだけゲインが貰える、領地コマンド(クリーチャーへの投資や移動)の条件に変更が加えられている……などなど、ゲームシステムの根幹に関わる変更が加えられている。改良……と言って良いだろう。小さ目のマップが増えて、より短時間&スピーディーで、より刺激的に、より戦略的になったと思う。

なおカルドセプトシリーズは、簡単に言うと、我々のような30代の人間に向けて言うならば、モノポリー+遊戯王である。桃鉄+遊戯王と言っても良い。すなわち陣取りゲームとカードバトルの合体。プレイヤーはクリーチャーカードとアイテムカードとスペルカードという3種類のカードを計50枚組み合わせたデッキ(本シリーズではブックと呼ぶ)を作り、このブックを使って遊ぶ。遊び方は、双六のようにサイコロを振ってフィールドを移動し、止まった土地に自分が持っているクリーチャー(モンスターのこと)を配置する。その後、敵プレーヤーが自身の領地に止まれば通行料を徴収でき、最終的に自分が目標金額に到達すれば勝利(逆に相手が目標金額に到達すれば敗北)というゲームシステムである。なお敵の領地に止まったからと言って問答無用で取られるのではなく、自分のクリーチャーをぶつけて戦わせて、逆に奪い取ることも出来る。また侵略側も防御側も、それぞれ戦闘が有利になる武器や防具を身につけることができる。また、その土地のレベルを上げる(つまり土地開発をする)ことで、領地の価値や通行料を上げることもできる。おまけに非戦闘時に使えるスペルカード(呪文)を使って相手を妨害したり、双六の目を操作したり、一度に二枚・三枚のカードを引くということもできる。

さらにこのカードは相当な数の対戦を繰り返さなければ全種類を集めることなどできず、またカードは同じ種類を4枚までブックに組み入れることが出来るので、全カードを4枚集めようとすると気の遠くなるほどの対戦が必要である。今回はそもそも相当な数のシングルプレイのシナリオが用意されているので、一人でプレイしていても飽きないのは良いが、それでも自分にとっての理想のブックを作るのはまだまだ先になるだろう。

あと強いカードはコストが高かったり使用に制限があるので、強いカードばかりブックに入れたら勝てるという訳ではない。上級者ほどごく一般的なカードで嫌らしいプレイをしてきたりする。おまけに50枚という枚数は絶妙で、何かを組み入れるには何かを諦めねばならず、つまりむちゃくちゃ戦略性が高いのである。ちなみにわたしはゲームが下手なので、今回も何度かオンラインでプレイしたけど全く勝てない……。