インキュベ日記

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『ペルソナ5 スクランブル』

わたしは今、ゲーム会社の中でアトラスを最も贔屓にしている。メガテンシリーズ、ペルソナシリーズ、世界中の迷宮シリーズ、十三騎兵防衛圏、キャサリンにキャサリン・フルボディ……かなり色々やっている。その中でも今アトラスのエースはやはりペルソナシリーズだろう。ペルソナ2まではメガテンから脱却できないダークなノリだったが(それも好きだけど)、3で確変してポップなイメージとキャラクターを全面に押し出し、青少年ならではの瑞々しい悩みや未熟さとそれを絆の力で乗り越えるというコンセプトは、もうね、めちゃくちゃ大傑作だと思う。ジャパニーズRPGの最高峰は今、ドラクエでもFFでもなくペルソナだ。

そのペルソナシリーズは、メディアミックスというか、アニメに舞台に映画にサントラにとどんどん横展開して、更にゲームもダンスゲームやらダンジョンRPGやら格闘ゲームやらに展開して、世界観やキャラクターを上手く活用しながら稼ぐというビジネスモデルを確立しつつある。わたしとしては正直、さっさと新作を作ってくれという思いもありつつ、こうやって行かないと近年の膨れ上がるゲーム開発費を確保するのは難しいのかなと思い、信者として、極力この手の横展開モノも気に入れば買うようにしている。

本作は、ペルソナシリーズの最新作である『ペルソナ5』の横展開で、何と無双シリーズを持つコーエーテクモゲームスとのタッグで作ったゲームだ。無双シリーズはめちゃくちゃ多くのゲームとコラボしているから別に驚く必要はないし、本作は正確には無双シリーズではないらしい。ただ、無双シリーズをプレイしたことのないわたしからすると、ほぼ無双シリーズという第一印象ではあった。

わたしとしては正直、無双シリーズは食わず嫌いというか、ガチャガチャしてたらザコ敵なんか余裕でぶっ殺せるんでしょうとやや馬鹿にしていたところがあったのだが、いざやってみると難しく、早々に難易度Easyに変更して進めた。わたしはゲームが下手だが、それでも難易度をEasyにすることはほとんど無い。どうしてもクリアできない場合、一時的にEasyに変えることはあるけどね。無双シリーズの問題か、本作のゲームバランスの問題かは不明だが、おそらく難易度Normalではクリアできなかっただろう。ザコ敵に数発ダメージを受けただけで死んでしまう。Amazonでは「画面が小さい」というレビューが散見されたが、そのとおりと言うか、プレイアブルキャラクターや近くの敵が何をしているのかよくわからないところがある。

けどキャラも立っているし、スピンオフにありがちなストーリーや世界観の手抜き感は一切ない。よく練られていて面白いとわたしは思った。