『真・女神転生III NOCTURNE HD REMASTER』@PS4

真・女神転生Ⅲ NOCTURNE HD REMASTER - PS4

20年近く前に発売された、真・女神転生シリーズの中でも屈指の名作と呼ばれたノクターンのリマスター版。

カルト教団出身者が引き起こした「東京受胎」により、今の理（コトワリ）の世界は滅び、ボルテクス界という異界へと変貌を遂げる。ボルテクス界はカグツチと呼ばれる発光体が空に浮かぶ浮かぶ昼も夜もない世界で、地面は奇妙に歪み、動植物も死に絶え、生き残った人類はせいぜい4〜5名で、代わりに悪魔やら元人間の思念体（幽霊的な人魂的な存在）やらマネカタ（要するに人造人間的な存在）やらが溢れ返るという、めちゃくちゃ尖った世界観にプレイヤーは放り込まれる。生き残った人間や悪魔・マネカタたちは、それぞれの信念に基づきボルテクス界で新たなコトワリを啓き、そのコトワリに基づく新たな世界を創生しようとする――という世界観のRPGである。

人類が片手で足りる人数しかいないとか、そもそも主人公が人間から悪魔になってしまっているとか、街の中でも（悪魔が溢れているから）戦闘が発生するとか、かなり色々ブッ飛んだ設定。

難易度も少々ブッ飛んでいる。

当時、わたしは途中までやっていたが、あまりの難しさに挫折していた。改めて見返しても、これ攻略本や攻略サイトがないと絶対ムリっていうパズルとかあるし、ゲーム内のお金や敵の強さはかなりシビアだ。良くも悪くも、当時の乱暴なバランスで再発売されており、途中で追加パッチが配布されている。この配布パッチがないと、クリアまで持っていくことはできなかっただろうな。