珈琲『のぼる小寺さん』全4巻、『ワンダンス』1〜3巻

[まとめ買い] ワンダンス

[まとめ買い] ワンダンス

  • 作者:珈琲
  • メディア: Kindle版
『のぼる小寺さん』は名前だけ知っていたが、これまでは何となく食指が伸びず読んだことはなかった。

けど同じ作者の『しったかブリリア』が面白かったので、『のぼる小寺さん』と『ワンダンス』も買ってみた次第。

『しったかブリリア』『のぼる小寺さん』『ワンダンス』の漫画としてのアプローチはいずれも違っていて、『しったかブリリア』はわりとシュールなコメディ漫画で、『のぼる小寺さん』はボルダリング漫画なんだけど主人公の女性はミステリアスな感じで描かれていて、彼女の内面が描かれることは基本ない。彼女を外から眺める友人・知人の目線で描写される。『ワンダンス』はストリートダンスの漫画でわりとストレートに主人公の心情が描写されている。ダンスの「迫力」「熱気」みたいなものを何とか漫画に落とし込もうとしていて、陽炎のような独特の描写がある(コレ自体がダンスの表現として適切かどうかはよくわからないが)。

どれもけっこう名作だが、特に『のぼる小寺さん』はこれまで読んでなかったことを悔やむほどの傑作漫画。何度も読み返してしまうな。