- 作者:真鍋昌平
- メディア: Kindle版
丑嶋馨が経営する「カウカウファイナンス」に金を借りにくる客を中心とした、社会の底辺の人間模様を描いた漫画なのだが、カウカウファイナンスは闇金である。金利も10日5割(トゴ)というとんでもない利息だ。しかし表の消費者金融などから借りれない人たちにとっては、こうした闇金が無いとそもそもお金の都合がつけられないわけで、表の消費者金融と違って記録が残らなかったりと、実は借り手にとっては良い面もある。
「必要悪」だのと通損論をぶつつもりは全然ない。なんか色々と考えさせられる。
しかしあれだ、読んでいて強く思ったのが2点で、まず汚い部屋がリアルだということ。もうひとつは、拷問シーンがめちゃくちゃ痛そうだということ。アキレス腱をペンチのようなもので切ってしまうところとか、想像した瞬間マジで寒気のようなものが襲ってきて、タマヒュンになった。