オジロマコト『君は放課後インソムニア』6巻

不眠症に悩む高校生の男女が、ふとしたきっかけで校舎の上にある天体観測室で一緒に昼寝をするようになる。そしてそれがきっかけで天文部を立ち上げて真面目に部活動をするようになり、さらにはお互いを意識するようになる――という青春譚。

オジロマコトの作品は日常系というか雰囲気系というか、良くも悪くもカメラマンが近くから「観察」したような感じで、何となく登場人物の内面に深く入り込まないところがあったのだが、5巻から6巻にかけてその印象が覆された。

感情の爆発である。

わたしも泣いてしまった。

でもこの作品ももうすぐ完結だろうな。どうなるかな。楽しみ。