山田胡瓜『AIの遺電子 Blue Age』1巻

  • 人間
  • 人間と同じような心と権利を有して生きているヒューマノイド
  • 人間やヒューマノイドに仕えるロボット
  • ヒューマノイドやロボットを生み出した超高度AI

という4つの知的存在がいる近未来を舞台とした、ヒューマノイドを専門に観る医師を主人公とした物語。元々『AIの遺電子』では主人公は開業医で、その続編『AIの遺電子 RED QUEEN』は開業医を辞して長編サスペンス的な話を展開してきたのだが、今回は『AIの遺電子』の前日譚であり、開業する前の大手病院に務める主人公を描いている。

正直『RED QUEEN』は風呂敷を広げすぎてピンと来なかったので、原点回帰してSF医療オムニバス漫画を描くというのは、良い選択だと思う。