杉谷庄吾『映画大好きポンポさん』3巻

映画作りにかける人々(監督とか演者とかプロデューサーとか)を描いた作品。「創作をテーマにした創作」は何となくメタ感があって、試みが成功したときと失敗したときの落差が大きいけれど、本作は明らかに成功の部類に入る。あとがきによれば、3巻がニャリウッドシリーズの最終巻になりそうだが、作者は元々、続ける気がないとか言いながら何度も続編を書いているので、また続きを書いてほしいなあと思う。