安藤ゆき『地図にない場所』4巻

頭の良い兄、イケメンで誰にでも好かれる弟、そして背伸びした入った私立中学で落ちこぼれて「人生終わった」と落ち込む主人公。ある日、自宅の隣に元天才バレリーナが引っ越してくる。彼女は母親が亡くなり、怪我をして引退し、天涯孤独の身で帰国した――とされているが、実は引退は怪我をしたからではない。自分を見つめ直すために帰国して一人暮らしをするのである。主人公は「俺より終わってそうなやつが見たい」という下衆な感情で元天才バレリーナに近づくが、子供っぽいが純粋な彼女に惹かれてしまう。そして子供の頃に流行った都市伝説「地図にない場所(イズコ)」を一緒に探すことにする――というアウトライン。

改めてプロローグを整理したが、あれ、5巻で終わるんだ。面白いんだけど、イズコ以外にももっとエピソード続けるのかなって思ってた。まあそれならそれで本作を綺麗に終わらせ、またすぐ新作を読ませてほしい。