インキュベ日記

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つるの剛士『つるの将棋女流七番勝負』

つるの将棋女流七番勝負

つるの将棋女流七番勝負

先日読んだ『つるの将棋七番勝負』の続編。
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今度は女流棋士との七番勝負である。

個人的には、男と女に体力の差はあれど知力の差はない(とされている、少なくとも脳の働きの特性はあれど知能の優劣は証明されていない)のだから、女流棋士という役割というか制度に、あまり好意的な印象を抱いていなかった。しかし事実として将棋の対局には物凄い体力・集中力が必要とされるわけで、別に男女分かれていても、それはそれでありなのかもしれないと思うようになった。どちらかと言えば、今の制度にいちゃもんをつけるよりは、ありのままを楽しもうという態度である。

実際に女流棋士たちのインタビューを見てみると、男以上に早くプロになって逆に苦しい思いをした人や、男顔負けの激しい攻めをする人など、色々と個性豊かである。

面白い。

三菱商事株式会社『BUSINESS PRODUCERS 総合商社の、つぎへ』

BUSINESS PRODUCERS 総合商社の、つぎへ

BUSINESS PRODUCERS 総合商社の、つぎへ

商社が商社を再定義した本である。

三井物産も以前、『総合商社図鑑 未来をつくる仕事がここにある』という本を作ったのだが、どちらもビジュアル重視で感性に訴えかける本である。
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商社=問屋、右から左に流して利ざやを得る、というイメージが強いので、その先入観を取っ払うためにビジュアル重視なのだろう。

少し脱線すると、インターネットが発達して誰でも世界中の情報にアクセスできるようになった結果、こうした問屋的なビジネスは価値を失うという見方が、一昔前の主流派の考え方であった。わたしもご多分に漏れずそう思っていた節がある。しかし実は、この情報化社会においては「逆説的に」問屋としての機能はますます重要になっている、というのがわたしの見立てである。それは情報が少なすぎるからか? それとも情報にアクセスするのが難しいからか? どちらも否。情報が多すぎるのである。昔は、普通の人や会社では世界中の情報にアクセスすることが極めて困難であったから問屋は価値を出せた。今は、普通の人や会社では多すぎる情報を見分ける・仕分けることが極めて困難であるから問屋は価値を出せる。

その意味で、旧来的な商社の価値は未だに十分ある。

しかし本書は問屋としてではなくビジネスプロデューサーとしての商社の価値に側面を当てた本である。商社は今、総合商社と専門商社で物凄い断絶がある。ほとんどの専門商社は、旧来的な問屋的ビジネスモデルである。右から左に流して、大量購入によるコストメリットや物流上の保証により利ざやを得る問屋的なビジネスモデルだ。しかし大手4社ないし5社の総合商社は、総合商社により少しずつ濃淡があれど、問屋的なビジネスモデルでの売上の割合はせいぜい半分程度である。残りの半分は、本書のタイトルでもあるビジネスプロデューサー的な動き、あるいは投資銀行的な動きで金を稼いでいるのである。その辺の動きや狙いが、本書を読むとけっこうよくわかる。

蘇募ロウ『なんでここに先生が!?』1〜2巻

なんでここに先生が!?(1) (ヤングマガジンコミックス)

なんでここに先生が!?(1) (ヤングマガジンコミックス)

なんでここに先生が!?(2) (ヤングマガジンコミックス)

なんでここに先生が!?(2) (ヤングマガジンコミックス)

先生と「そんなことあるか!?」というムフフな展開になるが、先生が怖くて素直に楽しめない……生殺し的なシチュエーションを楽しむ漫画。2巻は(一応1巻の先生と生徒もいるのだが)主人公が別のカップルに変わり、二度おいしい。

岡本倫『パラレルパラダイス』1巻

パラレルパラダイス(1) (ヤングマガジンコミックス)

パラレルパラダイス(1) (ヤングマガジンコミックス)

女性しかいない世界に青少年が迷い込む……というファンタジー。まあ設定としてはありふれているのだが、そこから先が凄い。もう、ここの女性は全員、本能として男性を求めまくっており、男がいるとわかっただけで下腹部から噴水のように愛液が吹き出し、人格まで変わってしまうという。

ここまで来るとギャグ漫画としか言いようがなく、実際、ネタ的に色々なところで取り上げられているようだ。わたしも思わず笑ってしまった。

万太郎『貞操逆転世界』1巻

貞操逆転世界1 (ヴァルキリーコミックス)

貞操逆転世界1 (ヴァルキリーコミックス)

男女の貞操観念が逆転するという設定なんだが、そもそも男性が性にオープンで女性がクローズドだという前提そのものが、やや「?」なので、凄く納得感があるかと問われると、うーむとしか言いようがない。

めいびい『かつて神だった獣たちへ』6巻

かつて神だった獣たちへ(6) (週刊少年マガジンコミックス)

かつて神だった獣たちへ(6) (週刊少年マガジンコミックス)

この人は絵も上手いし話作りも上手いんだが、いまいちメジャーにならんなあ。

田口ケンジ『汚物は消毒です』1〜2巻

親同士が再婚して、年頃の男女が姉弟として一つ屋根の下に住むことになったのだが、主人公(♂)にできた新しい姉は極端な綺麗好きというか掃除マニアで……という設定の漫画。

姉弟漫画であり、お掃除漫画。そこ攻めるかーという。

でもけっこう面白い。