金井壽宏+高橋俊介『キャリアの常識の嘘』

キャリアの常識の嘘

キャリアの常識の嘘

多くのビジネスマンが得てして無批判に受け容れてしまいがちな(あるいはキャリア論の論客たちが前提としてしまいがちな)キャリアや仕事をめぐる20の「常識」について、本当にそうかだろうか、と検討を加えている。20の「常識」はどれも非常に興味深いので、引用してみたい。

Q1 キャリアは計画しデザインするものだろうか
Q2 職種が自分に合うことが必要だろうか
Q3 流されるようなキャリアはだめなのだろうか
Q4 変化に適応することが成長だろうか
Q5 キャリアを築くにはわがままが必要だろうか
Q6 よいキャリアの条件とは何か
Q7 キャリアの節目はどうマネジメントすればよいか
Q8 夢や目標があるから頑張れるのか
Q9 キャリアには一貫性が必要か
Q10 キャリアに勝ち負けはあるのか
Q11 過去のキャリアから何を学ぶべきか
Q12 キャリアは一人で作るものだろうか
Q13 好きなことをやっていればいいのか
Q14 成長や発達はどうすれば継続できるのか
Q15 リーダーはいかにして成長すべきか
Q16 プロフェッショナルに求められるものとは
Q17 キャリアにとって忠誠心はプラスになるか
Q18 部下の育成は上司が計画し実行すべきか
Q19 仕事とプライベートははっきり区別すべきか
Q20 キャリアにおいてお金は重要か

Q2・Q7・Q14・Q17なんかは、今の俺の切実な関心事である。必ずしも納得する議論ばかりではなかったものの、全体として「確かに!」と感じる箇所はかなり多い。