
- 作者: M.パーキン,コーチ・エィ
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2004/11/18
- メディア: 単行本
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物語などのコンテンツを活用するのはコーチングの最新トレンドだそうだ。もちろんトレンド云々を抜きにしても、ある種の力が物語に存在することは誰もが認めることだろう。本書では物語の効用を以下の5つにまとめている。
効用一 物語は学習効果を高める
効用二 物語は理解を助けるパターンを提供する
効用三 物語は好奇心を刺激する
効用四 物語は感情を揺さぶる
効用五 物語はユーモアと共に情報を伝える
効用五まで読んだところで、実は俺も物語の力を少しは活用していることに気が付いた。俺は、ミスやトラブル・ふざけるなと言いたくなる会社の理不尽な実態に対して、一人で抱え込まず「ネタ」の形で物語に仕立て上げて友人と共有することがよくある。ネタにすることで自分を客観視し、心の安定を得ていたのだが、それは振り返れば物語の力を活用していると言えるだろう。ミスや失敗・理不尽な事象をパターン化して、グループで共有し、怒りや失望をユーモアに転化させた上で教訓とする――関西人のネタ気質も悪くは無い。