- 作者: 細野不二彦
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1998/02
- メディア: コミック
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この巻には以下のエピソードが収録されている。
ART.1 女神の憂鬱
ART.2 城下の棋士
ART.3 地震観音
ART.4 地図は導く
ART.5 贋作王・バスティアニーニ(前編)
贋作王・バスティアニーニ(後編)
ART.6 地下墓所のアリア
ART.7 下戸 上戸
ART.8 梅雨晴れの日に
この巻も相変わらず面白い。俺は「地下墓所のアリア」が特に好きである。モナリザのモデルとも言われるジョコンダの末裔で、フジタの娘を自称してフジタのところに転がり込んできた少女のエリザベータ(リザ)のエピソード。身寄りのないリザはフジタの近くで暮らしているが、かといってフジタもサラも仕事で世界中を飛びまわっており、こせこせした日本はリザの性に合わず、寂しくてイタリアに帰りたくなる――というアウトライン。まあ確かに東京は関西人の俺から見ても相当こせこせしており、気持ちはわかる。