高橋ツトム『爆音列島』9巻

爆音列島(9) (アフタヌーンKC)

爆音列島(9) (アフタヌーンKC)

中学校内での喫煙がきっかけで転校した少年(加勢高志・タカシ)が、転校先の仲間と共に暴走族「ZEROS(ゼロス)」に身を投じる――というアウトライン。著者の自伝的な作品で、1980年代の東京・品川区を舞台としている。
この巻で、後輩の大木の呼び名が「ボンド」に改名。もちろん大木凡人から来ている。そういう安直なところも若者っぽくて良いなあ。なおタカシは事件以降、ボンド・シンジ・ボンドの彼女になる久美子の4人でつるむことが多くなるが、この巻で久美子も登場し、新仲良しグループが全員揃うことになる。