広江礼威『ブラック・ラグーン』1〜9巻

ブラック・ラグーン 1-9巻 セット (サンデーGXコミックス)

ブラック・ラグーン 1-9巻 セット (サンデーGXコミックス)

タイの架空の犯罪都市ロアナプラを舞台とした、殺し屋やマフィアが跋扈する裏社会の人々によるアクション漫画。Wikipediaでは「ノワール風」と表現されているが、要は綺麗で凶暴な女たちが銃をぶっ放す漫画です、はい(もちろん男もぶっ放す訳だが、女の方が目立つ)。
登場人物は「尻の穴を溶接してやる」「正義がなくとも地球は回るぜ?」といった海外B級映画のクサい表現を直訳したような独特の言い回しをするので、最初は違和感があるんだけど、それも「芸風」として割り切って読むと凄く格好良い。

余談

本当は早く続きが読みたいんだけど、もう2年近く雑誌でも連載されていないようだ。あまりにも大作だった2回目のロベルタ編で燃え尽きたのか、ロックが「ワル」になったため続きが描けなくなったのか、金が入りヤル気がなくなったのか、私にはよくわからない。しかしこういうタイプの漫画家は一定数存在するけれど、せめて未完の漫画はきちんと責任を持って完結させるか、続きを描かない旨を宣言してほしいよなあ。続きが出るかどうかもわからず待たされる方は辛い。