- 作者: 富田一彦
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2009/04/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ただ、100個あるとかいう「原則」の品質のバラツキがどうも気になる。
例えば、以下は有益な原則だと思う。
読解の原則52
全ての名詞は次のいずれかの働きをしていなくてはならない。
①動詞の主語(S)
②動詞の目的語(O)
③動詞の補語(C)
④前置詞の目的語
次に、以下は、ただの文法事項のような気もするが、まあわかる。
読解の原則48
継続用法(前にcommaを打つ用法)の関係代名詞は、省略することができない。
最後に、以下。これは原則なのだろうか。ただの心構えのような気もする。
読解の原則11
文意を決めるには、まず文法的判断を全てに優先する。
文脈的判断は最後の手段と心得よ。
つまり、英文を解釈する(構文を読み解く)ための有益な原則と、文法事項の復習と、単なる心得が混ざっているのだ。個人的には「100」という数字がかさ上げに見えて、集中できない。数が多いと覚えられないというのもある。
下巻も買ってしまったのだが、下巻はもう良いかな。