藤井保文『アフターデジタル オフラインのない時代に生き残る』

アフターデジタル オフラインのない時代に生き残る

アフターデジタル オフラインのない時代に生き残る

ビフォーデジタルは、リアルがベースで、そのオプションとしてデジタルもある時代。

アフターデジタルは、デジタル(ネット)がベースで、そのオプションとしてリアルもある時代。

例えば、Amazonでは何年か前から、Amazonワードローブという試着サービスが始まっている。プライム会員限定で、一定期間で返品できるまでの送料を負担してくれるサービスである。わたしは、このサービスで主に靴を買っている。靴は木型によってサイズ感が大きく異なるが、最近は店舗まで行っても大したフィッティングをしてくれる店舗は少数である。なら、Amazonで3つぐらいのサイズの同商品を取り寄せて、最終的に最もフィットした靴だけを買って、残りを返品すれば良い。これは典型的な、アフターデジタルだと思う。デジタルがベースで、そのオプションとしてリアルもあるのだ。

実はわたしは利用経験が無いのだが、ZOZOも典型かな。

本書を読めば、あらゆるビジネスで「アフターデジタル」が始まっているという事実を認識できる。

この本は一刻も早く読むべきである。

最近のQRコードの唐突なブームがなぜ起こっているのかも本書を読めばピンと来るだろうし、読むのが遅くなると中の情報が陳腐化するからだ。わたしもこれは発売直後に読んでおくべきだったと後悔しているぐらいだ。しかしまだ遅くはない。繰り返す、この本は一刻も早く読むべきである。