
- 作者:亮, 波頭
- 発売日: 2019/04/05
- メディア: 新書
構成は以下のとおり。本当はもっと細かいのだが、わたしが気になって後で見返したいと思う箇所を中心に深掘りした。
- 論理的思考とは
- 思考とは何か
- 論理とは何か
- 論理展開の方法 ※演繹法と帰納法について
- 論理的思考のコアスキル
- 「適切な言語化」スキル
- 過不足の無い言葉の選択 シニフィアンとシニフィエ
- 十全な文の作成 語順と助詞の選択/曖昧な表現の回避
- 「文章・文脈」の整理 ピラミッドストラクチャー:構造化/接続詞の活用・シナリオ化
- 「分ける」スキル・「繋げる」スキル
- 「定量的な判断」スキル
- アセットとしての知識と経験
- 「適切な言語化」スキル
- コアスキル習得の具体的方法
- what to do:何を練習するのか
- 「タテの因果・ヨコの因果」の捕捉
- 「ベン図」を用いた集合関係の判断
- 「ピラミッドストラクチャー」による体系化
- 「フェルミ推定」による定量的感覚の訓練
- 「正反の立論」による総合力トレーニング
- how to do:どう練習するのか
- 手を使って考える
- 経験と紐づけて考える
- 集中して考える
- 練習の総時間量:どれぐらいやればよいのか
- what to do:何を練習するのか
- クリティカル・シンキング
- ネイチャーとして間違える脳
- 脳はかくも間違える
- 認知バイアスとは何か
- 後づけの論理による誤り
- クリティカル・シンキング:それは本当に正しいのか
- 論理チェックの3つのポイント
- 根拠のチェック
- 論理のチェック
- 結論のチェック:根拠と論理へのフィードバック
- クリティカルなスタンス
- 論理チェックの3つのポイント
- ネイチャーとして間違える脳
ポイントは、やはり2章と3章かな。論理的思考は結局どのようなスキルから成り立っているのかと、それを鍛えるための具体的な方法が2章と3章で書かれているからだ。
波頭亮らしいというか、良くも悪くもふんわりと飛ばさないので、こういうロジカルな文章に慣れていない方は戸惑うかもしれない。ただ平易ではあるので、真面目に読めば理解しやすいと思う。