オースン・スコット・カード『死者の代弁者〔新訳版〕』下巻

『エンダーのゲーム』の続編、その下巻。

一般的な知名度は、映画化もされた『エンダーのゲーム』の方が高いが、個人的には第二作である本作の方が更に面白い。

アクション満載の『エンダーのゲーム』に比べると本書は静かだが、驚くほど深い余韻がある。

罪と罰、死とは何か、赦しとは、癒やしとは、知性とは、真実とは、誇りとは、他者とは、家族とは……多くの未分化が思いが去来する。

めちゃくちゃ面白い。ぜひ『エンダーのゲーム』から読み進め、本作まで読み終えてほしい。