狙いはものすごく面白いし、価値あるものだと思うんだが、いざポイントを見てみると、個人的には何だか印象が変わった。
- 1位 会話は「相手」を中心に
- 「話す」よりも「聞く」が大事
- 相手の意見を否定しない
- 相手が求めている話をする
- 2位「伝える順番」が「伝わり方」を決める
- 「結論」を最初に伝える
- 「結論→説明」の「逆三角形型」が基本
- 説得力を高めたいときは「結論→理由→具体例→結論」の「PREP法」
- 3位 話し方にメリハリをつける
- 声の大きさ、高さに変化をつける
- 人前では、ゆっくり話す
- 「間」を意識する
- 語尾をはっきり発音する
- 4位 「いい質問」で話を引き出す
- 「クローズドクエスチョン」で事実を確認
- 「オープンクエスチョン」で話を広げる
- 質問は「具体的」に
この手の本を何冊か読んだことのある人や、話し方を意識したことのある人にとっては、何か「浅く」感じるかもしれない。
少なくともわたしはそうだった。
まず、「この辺は全部わかっているけど実行するのは難しくて、それが悩みなんだよ!」みたいな思いが出てきた。
もうひとつ、著者が本を書いたときの熱量みたいなものが、うまくまとめられすぎていて消えているのかもしれないと思った。
決して悪い本ではないし、この手の本を初めて読む人なんかは、網羅的で凄く良いと思う。