浅倉秋成『教室が、ひとりになるまで』

あるフツーの高校で、4人ものクラスメート(正確にはA組とB組の生徒)が相次いで自殺してしまう。しかもどちらかと言えばクラスの中でも明るい方で、スクールカースト上位と呼ばれる人たちである。それ自体かなり異常なのだが、主人公(男)の隣に住む幼馴染(女)が自殺騒動と前後して学校を休んでおり、担任に言われて幼馴染の様子を見に行ったところ、「殺される」と言い出す――とまあ、こんな感じのプロローグ。

こんな感じなのだが、この後も二転三転する。主人公がいきなりジョジョを彷彿とさせる異能を身に着けてしまったりね。

なかなかエッジの効いた作品。