安藤広大『とにかく仕組み化 人の上に立ち続けるための思考法』

数値化の鬼――「仕事ができる人」に共通する、たった1つの思考法』『リーダーの仮面 ── 「いちプレーヤー」から「マネジャー」に頭を切り替える思考法』と併せ、識学を学ぶ3点セットという位置づけの本だそうだ。

個人的には、ものすごく共感する本だ。モチベーションがどうの、ヤル気がどうの、優しさがどうの……わかる。わかるんだけど、カネをもらっておいて、まず「甘え」が先に来るのはすごく日本らしいというか……なお、本来この前に10行ぐらい書いていたのだが、刺激が強すぎるので全削除した。いずれにせよわたしが感じていたのは、モチベがどうのと言う前に、まずやれよ、ということだった。やってからモチベがどうのと言えば良いし、やってからその結果を武器に転職すれば良い。何もやっていないのにジョブホッパーが多いなと。

その意味で、他の誰でもない、わたし自身にとって良い本だ。

ただし、この本を誰にも推薦するつもりはない。

この本の境地に至るべきなのはプロフェッショナルだけだし、プロなら、本書を読もうが読むまいが、これに近い境地に辿り着くだろう。