“極私的” 年間ベスト 中高年になって自己を根本的に変革するということ
今年はカラダや食事に関する実用書を多く手に取っていたようだが、それらは振り返ると大してわたしの血肉にはなっていない。この手の本はもう全面的に読むのを止めても良いかもな。雰囲気で読んだだけで自己変革を何ももたらさない本に何の意味があるというのだろう。
その中でも、今年の達成は角幡唯介の本と出会えたことかもしれない。角幡唯介の著書は7冊ほど読んでいたが、やはり『空白の五マイル』『極夜行』『極夜行前』といった角幡唯介自身が命がけで体験したものが面白い。
角幡唯介『空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む』
角幡唯介『極夜行』
角幡唯介『極夜行前』
政治への期待、もしくは希望
わたしは日本の政治に対してはかなり冷笑的だ。そもそも期待していないと言っても良い。政治に対する不満や文句は言い出せばキリがないほどあるが、それはわたしに限った話ではないだろう。しかし結局のところ、政治に何かを期待するよりも自分の手の届く範囲で何かを変えたり動いたりする方がよほど効果的だし、よほど生産的なのである。だから投票だって行かないことの方が多い。
しかしそれでも政治に何かを期待しようとするならば、政治システムそのものを変えていかないとならないと思う。