『トップポイント』2023年3月号

雑誌の紹介

毎月10冊の要約(新刊8冊・ロングセラー2冊)と、6冊のプチ要約(One-Point Review)が載っている、本の要約雑誌。

www.toppoint.jp

掲載された本の一覧

今月の10冊は以下:

プチ要約の6冊は以下:

遠藤誉『習近平三期目の狙いと新チャイナ・セブン』

ぶっちゃけ最近あまり政治や地政学の本は読まないようにしているのだが(世界のことが嫌いになる)、この本は読んでみたい。本当かどうかは知らないが、著者によれば、中国は別に台湾を武力制圧する気はなく、台湾が本当に独立を宣言しない限りは平和解決で行こうとしているらしい。戦争になってもさすがにアメリカに勝てる見込みは薄いからね。しかしそれだと中国が発展しすぎてしまうから、アメリカは盛んに中国を刺激して武力制圧に動かせ、戦争に持ち込もうとしている――という記述があった。正直、この見立てが適切かどうかはわたしにはわからない。しかし、これを読んでまたひとつ世界はドブ川だという思いを強くした。これが本当だとしてもドブ川だし、嘘だとしてもこれが本当だと思わせたい陰謀論者のような一団があるということである。