錦ソクラ『今日からCITY HUNTER』7巻

今日からCITY HUNTER 7巻 (ゼノンコミックス)

40歳独身のシティーハンター（CH）オタクの女性がなぜか18歳になってCHの世界に転生。色々あって冴羽獠＆槇村香の家に居候することになり、主要キャラの一人として原作のストーリーを追体験するようになる。この流れにCHオタクである主人公は大興奮するも、主要キャラがひとり増えているわけなので、当然ストーリーがだんだん原作とはズレ始めていく――という設定のスピンオフ作品。

スピンオフの中では、『僕のヒーローアカデミア』のスピンオフ『ヴィジランテ』と並んで、最も秀逸なもののひとつだと思う。

絵柄の再現度も高く、本人が描いたと言われても納得しそうなぐらいである。

余談

1980〜1990年代の黄金期の週刊少年ジャンプを支えた漫画家は、ちょっと劇画的なタッチの人もおり、よく週刊連載できたなという作品も多い。『シティーハンター』『ろくでなしBLUES』などは、週刊連載できていたことが奇跡なんじゃないかと勝手に思っている。異様にペンが早いか、下書きなしにいきなり描いてるとかなんだろうか。