科学的に存在しうるクリーチャー娘の観察日誌 7 (チャンピオンREDコミックス)
- 作者:KAKERU
- 発売日: 2020/10/20
- メディア: Kindle版
ふかふかダンジョン攻略記 ~俺の異世界転生冒険譚~ 3巻 (ブレイドコミックス)
- 作者:KAKERU
- 発売日: 2020/11/10
- メディア: Kindle版
ひとつは、弓矢・鎧・水車などといった古代から中世に培われたものは、一見科学的・合理的に作られたようには見えなくても、実際には途方も無いトライ・アンド・エラーという科学的・合理的なプロセスを踏んできた技術体系であり、今の技術(例:物理エンジン)で検証すると実に理に適ったものだ。だから決して馬鹿にしたものではないということ。これは技術体系だけでなく、生活様式や思考特性も同じである。単に古い劣ったものではなく、実はそれなりに合理性があるものであるという点。
もうひとつは、ファンタジーと言えども魔物の生体構造は理に適っているべきだということ。
この2点について、物理エンジンを使って検証したり、あらん限りの妄想をしたりして、その結果を漫画という形で具体化しているのが作者なのだと思う。検証結果や妄想を形にして皆に提示し、Twitterやら何やらでフィードバックがもらえるのだから、作者は楽しくて仕方ないだろうな。
わたしも読んでいて楽しいので、作者には是非このまま突っ走ってほしい。