ゆうち巳くみ『友達として大好き』3巻

すごく楽しみにしていたのに、わりにアッサリ完結してしまった。

もう少し続けてほしかったんだけどなあ。

人のことが好きだが、人の気持ちを理解できず仲良くなれないため、ヤリマンになることで人とコミュニケーションを成立させていた女子高生が、色恋絶対NGの生徒会長と仲良くなるため、副生徒会長に立候補して生徒会に入る――というエキセントリックな展開の漫画。主人公は他人との付き合い方がわからないが、人に興味があるし人が好きだったわけで、それをセックスという歪なアプローチではなく、生徒会というオフィシャルな形で人の役に立ったり人と関わったりすることで一皮むけていくわけである。

本当は、ここからもっともっと面白くなっていくわけだが、一皮むけたところで若干性急に物語を畳んで、完結。

とりあえず次回作を早く読みたい。