タカハシノブユキ『パラレルリープ・シンドローム』1巻、タカハシノブユキ『恋、ヒトゴトに及ぶ』

今、めちゃくちゃ気になっている作家。

たまたまAmazonでヒットしたのだが、初めて絵柄を目にしたときに直感的に抱いた感想は「わたせせいぞうの現代解釈?」である。

80年代的な「あ・かるい」感覚。どこまでも主人公の顔はのほほんとしていて、軽みがあって、レトロで、ポップで、まあ一言で書くと、直接的に似ているわけではないんだけど「わたせせいぞう的」なイメージを持った。けれどわたせせいぞうよりも曲線的であたたかみがあって、もっと書くと「来た!読みたかった!」というド・ストライクな絵柄である。絵柄だけでここまでオリジナリティを感じて、かつ惹かれたのは、初期の中野シズカの作品を読んだとき以来かもしれない。

刺星

刺星

Amazon
星匠

星匠

Amazon

話を戻すが、作風がまた、何とも言えない魅力があって。切ないんだけど軽みがあって、話と話が技巧的に繋がっていて。

星野源・のんといったセンスある感じの高感度な人にとって大好物な感じがするし、星野源やのんが褒めたら一気にブレイクしそうな予感があるし、ブレイクしてほしい。