『盾の勇者の成り上がり』1〜11話@Netflix

全25話……だそうだが、わたしが観たのは11話まで。

設定はよくある異世界転生モノのなろう系テンプレをなぞっていて、ファンタジー世界の人々から、世界を救うために剣・槍・弓・盾の4人の勇者が召喚される。ただし主人公は剣でも槍でも弓でもなく、盾の勇者である。盾の勇者はイマイチ役に立たないと思われており、また事実として盾の勇者は剣などの武器を装備できず、おまけに冤罪被害でまともな冒険の支援を得ることが出来ず、パーティーの立候補もいない。仕方なく亜人の少女を奴隷として買って、武器を持てない自分の代わりにモンスターを殺させて経験値を得ようとする――と、若干クラいというかひねくれた感じの勇者像である。

事実、この主人公は常に何かに怒ったり他人を恨んだり誰かに仕返ししようとしたり自分を卑下したりしていて、まあ気持ちはわかるんだがわたしが観たい作品かと問われるとどうも違うなと。