『マッシュル -MASHLE-』@Netflix

全12話。

誰もが当たり前のように魔法が使え、魔力が高く強い魔法を使える人間は優遇され、そうでない人間は冷遇され、万が一魔法を一切使えない人間は殺処分される世界。そこで主人公は魔法が使えない人間として生まれてきたのだが(そしておそらくそのせいで捨て子だ)、拾ってくれた爺さんが魔法が使えない身の上を案じて、せめて肉体的には強くなってもらおうと筋トレをさせた結果、常人を遥かに超える凄い筋力を身に付けてしまう。そんな中、主人公が魔法不全者であることと、常人離れした筋力を持っていることを知った悪徳警官から、魔法不全者であることを隠して魔法学校に入学し、筋肉の力だけで難局を切り抜けて優秀生徒の称号「神覚者」を獲得して、それに付随する金銭や権利を分けてくれたら、主人公が魔法不全者であることを見逃すと取引を持ちかけられる。主人公はその取引を受け入れ、魔法エリートが通う魔法学校に入学して、筋肉の力だけで神覚者を目指す――というアウトライン。

全てをバトルで解決する友情・努力・勝利の王道ジャンプ漫画だが、魔法全盛の世界を物理で乗り切るという設定が絶妙に笑える。展開が読めすぎるので今さら単行本を買おうとは思わないのだが、アニメは続きが放送されたら観たいと思う。